SNSの歴史を紐解く!
エンジニアなら知ってて当たり前のようで知らなかったSNSがなんたるものかを理解したら、次はSNSの歴史について見てみることにしましょう。
インターネットと共に発展してきた
SNSって最近急に出てきた感があるかもしれませんが、インターネットの歴史の中では古いツールなんですよ。インターネットが一般でも使われるようになってきたのが1995年ごろで、当初はメールの送受信とか簡単なホームページを見る程度でした。でも、そのころから会員制のSNSはあって、インターネット上でのコミュニケーションが行われていたんです。有名どころでは「2ちゃんねる」という掲示板があります。早くからインターネットに目をつけていた人々の中には、2ちゃんねるで不特定多数の人々とコミュニケーションを取ることに夢中になっていた人も多かったようです。当時は今のように端末を持ち歩けない時代だったので、SNSのユーザーは自宅のパソコンを使ってコミュニケーションを取っていました。しかし、2ちゃんねると聞くとあまりいいイメージを持たない人が多いかもしれません。現在のSNSと同じく便利なツールは良くも悪くも利用されてしまうもので、2ちゃんねるについてはさまざまな問題があったことも事実です。とはいえ、今ある日本のSNSのあり方は当時の2ちゃんねるに似たところがあることもまた事実。使い方次第で毒にも薬にもなるのがSNSなのです。
スマートフォンが登場する前のSNS
スマートフォンが登場する前のインターネットの世界は、パソコンからのアクセスによるものでした。無料のブログサービスが次々に誕生するようになると個人ブログを開設する人も多くなり、コメント機能などを使ってブログの管理者と読者がコミュニケーションを取るようになりました。mixiやGREE、Ameba、YouTubeなどが登場するとSNS人気はさらに加速。人々の娯楽はインターネットの世界へとなだれ込んでいきました。
スマートフォンが登場してからのSNS
スマートフォンなんて今や持ってて当たり前の道具ですが、これが登場したのは2010年ごろのこと。10年の間にすっかり世の中に浸透しましたよね。持っていないとびっくりされるぐらいの普及率なら、スマートフォン向けのサービス開発が急加速するのも当然のことです。FacebookやTwitterなどはスマートフォン登場前からありましたが、スマートフォンの普及によってさらにユーザーが増えていきました。SNSを利用するかしないかは年代によって大きく異なるものの、スマートフォンユーザーのほとんどがなんらかのSNSを利用しているような状況です。